【講演1】

写真で見る『血管性浮腫』

~分類と見分けるサイン~(葉山先生講演)

『朝起きたら唇が別人のように腫れている』『数日で跡形もなく消える』『原因不明の激しい腹痛』──。
皮膚科専門医の葉山先生が、実際の写真やイラストを使いながら、「じんましんとは異なる『血管性浮腫』の特徴を視覚的に解説します。

講演要旨

  • 血管性浮腫は、じんましんと異なり皮膚の深い場所で起こる腫れです。赤みやかゆみが目立たないこともあり、2~3日続いて跡形もなく消えるという特徴があります。
  • 腫れには大きく2つのタイプがあります。ヒスタミンが原因で起こるタイプ(じんましんに伴うもの)と、ブラジキニンが原因で起こるタイプです。後者は抗ヒスタミン薬(花粉症の薬など)が効きにくく、原因物質が異なるため異なるアプローチが必要となります。
  • 血管性浮腫の原因は1つではありません。アレルギーに伴うもの、薬の影響によるもの、遺伝的な背景が関わるもの(遺伝性血管性浮腫:HAE)など、さまざまな原因が考えられます。
  • 顔や手足の腫れだけでなく、腸が腫れることによる激しい腹痛も血管性浮腫の症状の1つです。原因不明の腹痛を繰り返し、家族に似た症状がある場合は可能性を考える必要があります。
  • 『迷ったら病院へ』──たとえ遺伝性血管性浮腫でなくても、腫れの背景には治せる病気が隠れているかもしれません。

葉山 惟大

(はやま これまさ) 先生
日本大学医学部 皮膚科学系皮膚科学分野
皮膚科専門医・アレルギー専門医。じんましん・血管性浮腫・アレルギー疾患の診療と研究に取り組み、国際学会でも積極的に発表。写真やイラストを豊富に使った講演は、視聴者が自身の症状と照らし合わせやすい構成となっています。
診断のプロセス 
矢上先生講演
この病気には特有の「見つけにくさ」があるのです。アレルギー専門医の矢上先生が、診断にたどり着くために医師が何を聞き、何を手がかりにしているのかを具体的に解説します。
忙しいあなたのための
『受診と生活ガイド』
症状があっても、忙しくて後回しにしがち──そんな日常を変える具体的なヒントを、看護師の資格を持つ山本舞衣子さんが視聴者の目線で2人の専門医に問いかけます。
JPN-AND-0518

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